本記事は『New Relicで実装するWordPress(AWS Lightsail)の監視導入手順 – 概要編』の関連記事となります。
まずは、上記記事を見て、概要を掴んでおくことをオススメします。
実行環境
- 監視製品:『New Relic One』
- 監視対象IaaS:『AWS』
目標
AWSとNew Relicのアカウント単位での連携
事前準備
『New Relic』では監視サーバを立てる必要はありません。
『New Relic One』という監視統合プラットフォームで対象サーバを一元管理できます。
なので、事前準備としては『New Relic』のアカウント作成だけ完了していれば問題ありません。
アカウント未作成の方は、作成手順を『New Relicで実装するWordPress(AWS Lightsail)の監視導入手順 – 概要編』にて公開していますので、事前にアカウントの作成をお願いします。
AWSインテグレーション開始手順
New Relic – アカウントIDを取得
- 『New Relic One』コンソール画面を開きます。
- トップページ右上ユーザプロファイルをプルダウンし『Manage your plan』をクリックします。
- 『Plan management』右の検索バーからアカウントIDを取得し、メモ帳か何かに控えておきます。
AWS – IAM Roleを作成
- AWSマネージメントコンソールを開きます。
- 画面上部検索バーから『IAM』コンソールへ遷移します。
- 画面左ペイン『アクセス管理』-『ロール』をクリックします。
- IAMロール一覧上部『ロールを作成』をクリックします。
- 各項目に従い以下の通りパラメータを入力し、IAM Roleを作成します。
- — ステップ 1:信頼されたエンティティを選択 —
信頼されたエンティティタイプ:AWS アカウント
アカウントID:754728514883
外部IDが必要:チェックを入れる
外部ID:前項で確認したNew Relic アカウント(7桁の数字) - — ステップ2:許可を追加 —
ポリシーのフィルターの項目に『ReadOnlyAccess』と入力し表示された一覧から 『ReadOnlyAccess』 にチェックを入れ『次のステップ:タグ』をクリックします。 - — ステップ3:名前、確認、および作成 —
ロール名:<任意のロール名>
※その他の値はデフォルトのままで問題無い
- — ステップ 1:信頼されたエンティティを選択 —
- IAM Role一覧より、ロールが作成されていることを確認します。
AWS – IAM Policyを作成
- 再度IAMコンソール画面にて、左ペイン『ポリシー』をクリックします。
- IAM Policy一覧上部の『ポリシーの作成』をクリックします。
- 各項目に従い以下の通りパラメータを入力し、IAM Policyを作成します。
- — ポリシーの作成 —
JSONタブをクリックし、以下コード※1を貼り付けます。 - — タグを追加 (オプション) —
必要に応じてタグを追加します。 - — ポリシーの確認 —
名前:NewRelicBudget
- — ポリシーの作成 —
- IAM Policy 一覧より、作成したポリシーにチェックを付けます。
- ポリシー一覧上部の『アクション』-『アタッチ』をクリックします。
- 前項で作成したIAM ロールにポリシーをアタッチします。
※1 – NewRelicBudget – JSONコード
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Action": [
"budgets:ViewBudget"
],
"Resource": "*"
}
]
}
New Relic – AWS連携設定
- New Relicコンソール画面を開きます。
- 画面上部タブより、『Infrastructure』-『AWS』をクリックします。
- 『Set up Amazon Web Services integrations』をクリックします。
- 『USE API polling』をクリックします。
- 各項目に従い以下の通りパラメータを入力し、IAM Policyを作成します。
- ステップ1:設定済みの為『Next』をクリック
- ステップ2:設定済みの為『Next』をクリック
- ステップ3:設定済みの為『Next』をクリック
- ステップ4:設定済みの為『Next』をクリック
- ステップ5:下記2項目の設定を行います。
- 監視を行うAWSアカウント
- ポリシー作成時に表示されたARN
- 監視を行うAWSのサービスを選択します。
※初期状態だとNewRelicが監視可能なAWSサービスすべてにチェックが入っています。 - 無事セットアップが完了すると、ポップアップが表示されますので、『OK』をクリックします。
まとめ
本記事では、New RelicでAWSサービスを外形監視を行う手順を公開しました。
もちろんNew RelicではAWSだけでなく、AzureやGCPといったクラウドサービスにも対応しています。
New Relicは単なる外形監視サービスではなく、簡易的にクラウドサービスとの連携を可能にした素晴らしいサービスです。
是非、クラウドサービスを展開している方は、トライしてみて下さい。
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