本記事では、Linuxでのロケールの簡易設定方法を記載します。
※管理人の備忘録代わりです。
設定方法
ロケールについて
Linuxでは言語や日付をロケールと呼ばれる設定で定義します。
各ロケールの実態はソースファイルで、/usr/share/i18n/locales/配下に存在します。
ロケールは基本的に$LANG=""で指定しますが、利用したいロケールのソースファイルがOS上に存在しないと使えないので、インストールする必要があります。
例：日本語ロケールのUTF-8(ja_JP.UTF-8)をインストールして利用したい
RedHat系 –> yum install glibc-langpack-ja
Ubuntu –> apt-get install language-pack-ja
ロケールについての詳細は下記記事にてまとめられています。
Linuxのlocaleについてちょっとした知識
一時的に設定を反映させる
ロケール設定は下記環境変数に対して指定することで設定します。
- LC_ALL（最優先）
- LC_で始まるカテゴリーごとの環境変数
- LANG（上の2つが設定されていない場合に適用）
一般的には LANG 変数に対してロケールを指定します。
$ LANG="en_US.UTF-8"
$ locale
LANG=en_US.UTF-8
LC_CTYPE="en_US.UTF-8"
LC_NUMERIC="en_US.UTF-8"
LC_TIME="en_US.UTF-8"
LC_COLLATE="en_US.UTF-8"
LC_MONETARY="en_US.UTF-8"
LC_MESSAGES="en_US.UTF-8"
LC_PAPER="en_US.UTF-8"
LC_NAME="en_US.UTF-8"
LC_ADDRESS="en_US.UTF-8"
LC_TELEPHONE="en_US.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="en_US.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="en_US.UTF-8"
LC_ALL=恒久的に設定を反映させる
勿論、上記方法では設定は恒久的に反映されません。
恒久的な反映を行う場合は、下記の通り~/.bashrcにLANG=""を追記してやります。
$ sudo su
$ vi ~/.bashrc
# .bashrc
# User specific aliases and functions
alias rm='rm -i'
alias cp='cp -i'
alias mv='mv -i'
# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
LANG="en_US.UTF-8" ### 追記箇所$ source ~/.bashrc
$ locale
LANG=en_US.UTF-8
LC_CTYPE="en_US.UTF-8"
LC_NUMERIC="en_US.UTF-8"
LC_TIME="en_US.UTF-8"
LC_COLLATE="en_US.UTF-8"
LC_MONETARY="en_US.UTF-8"
LC_MESSAGES="en_US.UTF-8"
LC_PAPER="en_US.UTF-8"
LC_NAME="en_US.UTF-8"
LC_ADDRESS="en_US.UTF-8"
LC_TELEPHONE="en_US.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="en_US.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="en_US.UTF-8"
LC_ALL=
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