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【無線資格】第二級陸上特殊無線技士の受験ナレッジを公開!

資格

仕事で扱っているわけではないのですが、個人的な趣味として、先日 第二級陸上特殊無線技士 という無線技術者向けの国家資格を取得しました。

結構マニアックな試験だと思ったので、受験にあたっての勉強方法や合格後の事後処理などをナレッジとして記事にまとめたいと思います。

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試験について

第二級陸上特殊無線技士とは?

第二級陸上特殊無線技士資格を取得することで、「コミュニティ放送局」「VSAT小規模地球局」「警察の速度取締レーダー」「公共事業の無線局」等の幅広い無線設備を利用することが可能になります。
三級の範囲ですが、「ドローン」を使用した無線操作も可能になります。

具体的な操作範囲は下記の通りとなります。

すべての無線設備の通信操作(一部の無線局には国内通信に限るとの制限があります。) 船舶(500ワット以下)、航空機、レーダー、その他の無線設備(基幹放送局を除き、250ワット以下) (アマチュア無線設備の操作もできます。)

無線従事者Q&A:https://www.soumu.go.jp/soutsu/kinki/dempa/juujisha/001.html

三級と二級は試験の難易度がそこまで変わらないため、特に深い理由がなければ二級を取得するのが一般的とされています。

受験概要

受験日程

第二級・第三級陸上特殊無線技士試験は、CBT方式の採用により、年間を通して受験することができます。

  • CBT方式とは?
    CBT方式とは、全国のテストセンター(試験会場)に設けられたコンピューターを利用し、インターネットを介して試験を行うシステムです。

全国一律の試験日はなく、要件の範囲内で受験者が任意に試験日を設定をすることが可能です

試験内容

試験は「無線工学」「法規」と2科目の試験科目から、それぞれ12問計24問から出題されます。

合格点は、各科目40点以上です。
配点は、各5点と設定されているので、各科目で5問以上間違えると不合格となります。

試験の申し込み方法

下記サイトから申し込みを行います。

  • 無線従事者国家試験
    https://cbt-s.com/examinee/examination/nichimu

CBTソリューションズ という会社が運営してるサイトであり、申し込み方法も事細かに説明されています。
上記サイトから 日本無線協会 専用ページにてアカウント登録、及び受験申込を行います。

学習スケジュール

参考記事

全体スケジュールを作成するにあたって下記の合格体験記を参考にさせていただきました。
試験の概要から学習方法、事後申請のやり方まで一通りのナレッジが記載されてますので、是非一読しておくことをオススメします。

  • 第二級陸上特殊無線技士 (二陸特)|合格体験記
    https://sambunnoichi.com/on-the-ground-ii-category-special-radio-operator/

全体スケジュール

実際に下記のスケジュールで学習から受験、事後処理までを行いました。

  • 2023年2月6日:学習開始
    ⇒ 参考書「やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験」にて無線基礎を学ぶ
    ⇒ 過去問サイト「TOKUGILAB.com 「二陸特」過去問一覧表」にて過去問を解く
  • 2023年2月18日:受験予約
    ⇒ 前述の「CBTソリューションズ」のサイトから受験日を予約
  • 2023年3月4日:本受験
    ⇒ CBT方式のため、受験後即時に点数を確認
     ※その場で点数を確認できる(内訳は確認できない)。結果は 105/120点 合格点超えだった。
  • 2023年3月14日:試験結果メールが通知される
    ⇒ 合格を確認
  • 2023年3月20日:免許申請

学習方法

参考書「やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験」にて無線基礎を学ぶ

二陸特の参考書は非常に少なく、買うなら下記参考書一択です。
無線基礎を概要から学ぶことができ、理解度確認の問題集まで付いてます。
特に「初めて無線資格を勉強する」方であれば購入は必須でしょう。

https://amzn.to/3KYGGl2

過去問サイト「TOKUGILAB.com 「二陸特」過去問一覧表」にて過去問を解く

下記は、「令和4年(2022)年02月」~「平成30年(2018)年02月」までの過去問を解くことができる二陸特の過去問サイトです。

  • 特技ラボ 二陸特
    https://tokugilab.com/2rikutoku_kamoku/

PC上で過去問を解くことができる数少ない貴重なサイトです。
UIも普通で、過去問サイトにはうってつけです。

ただ、解答の解説がない事だけが欠点ですが、問題文をググれば有志の方が解説をまとめてたりするので、それで対応してください。

こちらの過去問サイトですが、最低限直近4年間分の過去問を全て満点取れるレベルまで解き続けてください。
それが出来るようになったら、受験予約をするようにしましょう。

受験の感想

試験は秋葉原の某テストセンターで受験しました。
試験内容は…受験規約によって公開することが出来ませんが、最低限参考書を一読して過去問を直近4年間分を暗記しとけばとりあえず落ちることはないだろうなというレベルでした。

結果は、105/120点 と合格点越えでした。

繰り返しにはなりますが、最低限「参考書を一読」して「過去問を直近4年間分を暗記」しておくことでまず落ちることはなくなるでしょう。

合格後の事後処理

試験結果メールの通知

受験10日後にメールにて試験結果通知が届きました。
結果は 合格 でした。

※ 試験結果通知は遅くとも2週間後には届きます

免許証の申請

合格通知を受け取ったらなるべく早めに免許証の申請を行いましょう。
免許証は申請から大体2,3週間で届くとされています。

免許証の申請に必要なもの
  1. 免許申請書
    無線従事者免許申請書の様式|総務省
    ⇒ 申請の注意事項と記入例 (PDF)
    ⇒ 申請書の印刷の注意事項 (PDF)
  2. 写真(縦 3.0cm × 横 2.4cm
  3. 収入印紙:¥1,750
  4. 氏名及び生年月日を証する書類(住民票等)
    無線従事者免許証、電気通信主任技術者資格者証、工事担任者資格者証のいずれか1つの番号を申請書の所定欄に記載した場合は、書類の提出を省略することができます。 
  5. 封筒(定形)2部
  6. 切手(申請用と返信用封筒分)
申請する際の注意事項
  • 氏名及び生年月日を証する書類コピー不可となりますので、実質手頃に用意できる書類としては、住民票一択になります。
  • 申請にあたり住所が確認できる本人確認書類(住民票)が必要になりますが、既に指定の資格者証を持っていれば、その資格番号を記入することで書類を省略することができます。
    ※ 私はアマチュア無線技士3級を持っていたので、本人確認書類は省略することができました。
  • 申請用封筒の表面に “無線従事者申請書類在中” と朱書きする必要があります。
  • 都道府県によって、提出先が異なりますので注意しましょう。
    ⇒ 申請書の提出先、Q&A|総務省
送付する前に確認すること
  • 所定額の収入印紙を貼る
  • 写真を貼る
  • 氏名・生年月日を証明する書類を添付
  • 添付しない場合、住民票コード・指定の資格者証の番号を記入
  • 欠格事由の “いいえ” をチェック
  • 返信用封筒に住所氏名を記入
  • 返信用封筒に郵便切手を貼付

受験費用総額

第二級陸上特殊無線技士を取得するあたって費用として最終的に 10,081円 掛かりました。
人によっては増えたり減ったりすると思いますが、目安として総額1万円程度のコストが掛かると想定しましょう。

算出名金 額備 考
試験手数料¥5,663必須
収入印紙¥1,750必須
参考書¥3,080やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験
写真代¥900
交通費\ 1,100
切手\ 16884円 x 2(申請用封筒 x1, 返信用封筒 x1)
雑費\ 500封筒代等
合 計\ 10,081

まとめ

私個人としては、1万円掛ける価値のある資格だと思います。

何か受験にあたっての不明点や質問があれば是非コメントお待ちしております。

この記事が一人でも多くの受験者のお役に立てることを願っています。

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